オレはそんな彼女に恋をした    ~地獄鬼の襲来!~ [完]


「うん。私、強くなる。みんなを守れるくらいの。そして、燐を守れるくらいの!」


「俺も珈衣のことは何が何でも守るで。珈衣が強うなるの、楽しみにしとる。俺らでいっぱいの人(妖怪)を助けるんや。というかそのセリフ女が言うセリやないよな」






クスッと笑いながら言う燐のその言葉に珈衣は少し顔を赤くした

そしてそれに小さく反抗する






「べ、別にいいじゃん!思ったこと言っただけだもん」

「ハハッ、まぁ別にいいか。さて、オレは今から特訓するけど珈衣も一緒にするか?」

「うん♪」




誰しも得意不得意がある

でもそれを誰かと補えば誰しも並以上の力を持つ

それは普通の生活でも陰陽師の世界でも

どこでも同じこと

完璧な人間など存在はしない。






攻撃にたけた燐と守るのにたけた珈衣・・・・

今後この二人は・・・・妖怪の間でも陰陽師の間でも有名なコンビとなる_______
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