ガリ勉くんに愛の手を
「え?別に俺…
[変なおじさん]違うで!
ただのおっちゃんや。」

その弁解が余計に自分の立場を悪くしている。

「知り合いを待ってただけやから。」

その言い訳は信用されず、半ば強制的に引っ張られようとしていた。

「お、おいっ、放して!
た、助けて~!ベン!」

(な、何?今、僕を呼んだ?!)

満男と顔をあわせ、その[変なおじさん]へと駆け寄った。

そこで取り押さえられているのはまさしく!

「おっちゃん?!」

満男と二人、声を揃えて叫んだ。
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