ガリ勉くんに愛の手を
第3章 危険な影
[真理亜]
店の中、二人の面白い会話が飛び交う。
それをじっと聞いていたおじさん。
「最近、二人仲ええな~。漫才でもする気か?
それとも恋仲にでもなったんか?!」
その言葉をまっ先に否定したのは佐奈。
「ちょっとやめて~!なんでうちがこんなガリ勉と…
おっちゃん、うちが面食いなん知ってるやろ?!」
佐奈がムキになっていやがっている。
一方の僕は…
顔を赤くしながらもじもじしていた。
誰が見てもバレバレのようだ。
(佐奈さんって、面食いなんだ。)
その言葉に肩をガックリ落とした。
おじさんは二人が意識し合っている事に気付いていた。
でも、当の本人たちはまだそれに気づいていない。
いや、佐奈は気付かないようにしているのかも知れない。
(佐奈も早くアイツの事忘れられたら……)
おじさんは心の底でそうつぶやいた。
それをじっと聞いていたおじさん。
「最近、二人仲ええな~。漫才でもする気か?
それとも恋仲にでもなったんか?!」
その言葉をまっ先に否定したのは佐奈。
「ちょっとやめて~!なんでうちがこんなガリ勉と…
おっちゃん、うちが面食いなん知ってるやろ?!」
佐奈がムキになっていやがっている。
一方の僕は…
顔を赤くしながらもじもじしていた。
誰が見てもバレバレのようだ。
(佐奈さんって、面食いなんだ。)
その言葉に肩をガックリ落とした。
おじさんは二人が意識し合っている事に気付いていた。
でも、当の本人たちはまだそれに気づいていない。
いや、佐奈は気付かないようにしているのかも知れない。
(佐奈も早くアイツの事忘れられたら……)
おじさんは心の底でそうつぶやいた。