Luck TesT
よかった…!
やっぱり生きてたんだ!!


私はほっとしたしたせいか、腰が抜けたように床に倒れこんだ。

『結斗は、そこにいる?』

真也の言葉に、私はちらりと結斗の方を見やる。

「うん。一緒にいる。今は…寝ちゃってるみたいだけど」

その言葉に、真也は小さく『そうか』とだけ呟いた。

「ねぇ、真也。今どこにいるの?朱美も一緒にいるんだよね?」

私が聞くと、真也は黙ったまま、何も答えない。
何も答えてくれないことに、不安を覚える。

「真也?聞こえて」

『時間がない。よく聞いて』

もう一度聞こうとする私の言葉を遮るように、真也が喋る。

『今、警察の人間と一緒にいると思うけど…9時を過ぎたら急いでその人から離れて』

「え?」

意味が分からず首をかしげる。
真也の言う、警察の人間というのは、誰のことを指しているんだろうか?

『もうすぐそこに戻ってくるから。寝たふりでもしてて。大丈夫、彼はまだ、葵にも、結斗にも危害を加えたりしないから』

言っている意味が分からない。

「どういうこと?…真也?真也!?」

どういう意味か聞こうとしたが、電話はそのまま切れてしまった。

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