Luck TesT
動くのも面倒で、机に突っ伏したまま、目を閉じる。

と、ガラガラっと扉が開く音がした。

「まだここにいたのか」

声の主を見る。

「…なんで?」


ここにいるなんて、言ってない。


少し驚いて聞く。

「くま先に聞いた。次の移動教室、4階だから急がないと遅れるぞ」

うん、と答える。
だが、私は動こうとしなかった。

「授業、始まるぜ?」

結斗の言葉に、私は知ってる、と答えた。
彼は向かいの席の椅子を引っ張り出して座った。

「…授業、始まるよ?」

今度は結斗が、知ってる、と答えた。



3度目のチャイムが鳴った。


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