もしもひとつだけ願いがかなうなら
第一章

初恋


私が君を知ったのは
中2の秋でした。


それは普通のガールズトーク。

「7組の桐島君って、3組の大内さんと付き合ってるんだって。」

「誰?桐島って。」

「最近モテてるらしいよ。」

「ふ~ん。そうなんだ。」


その時はそれくらいしにか
思っていなかった。

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