俺様ヤンキーに愛されて。~third~
……んだよ。この女。
眉間に皺が寄るのを自分でも感じた。
その瞬間、少し怯む女の表情。
「お前に聞いてねーから
黙ってろ」
「…………っ!!!!」
女は悔しそうに小さい女の後ろへと下がっていく。
俺はその姿を確認して再び小さい女へ視線を合わせた。
……コイツが何でこんな事聞いてくるのか分からねぇケド…。
本当の事言った方がいいのか?
……でも、またみあが苦しむ事になるかもしれねぇ。
どうすればいい?
「あ…の…白金くん」
「…ん?」
「答えられないなら…こっ、答えられないでいいよ
あたしは……ただ…白金くんが幸せなのか…聞きたかっただけだから…」