oneself 後編
「何て言われたん?」
「先輩と別れろって…」
奈美のさっきの、「相手の作戦にまんまと引っ掛かった」という言葉。
おそらく今回の事は、奈美と先輩の関係を確かめるべく、彼女と沢井先輩によって、計画されたのだろう。
奈美はその後、急いで先輩に電話をかけた。
でも電話は繋がる事なく、その後、先輩からの連絡は途絶えたという。
その次の日、何となく気分が沈んだままの奈美は、学校を休んだ。
そう、それが先週の月曜日。
でも、もう奈美が学校に来なくなって1週間。
そんな事で…、なんて言い方は失礼だが。
これ以上休むのが良くない事は、奈美も十分分かっているはずだ。
あたしは未だ冴えない表情の奈美を見つめながら言った。
「とにかく学校には来いや。休み過ぎたらやばいやん」
そんなあたしの言葉に、奈美は軽く唇を噛みながら、視線をテーブルに落とした。
「もうさ、学校辞めようかと思ってるねん」
突然の告白。
あたしは大きく目を見開いて奈美を見つめた。
「はっ?何でそんな事考えるん?」
興奮するあたしの反応を分かっていたかのように、奈美はそれには全く動じず、アップルティーに手を伸ばす。
そしてそれを一口啜ると、ゆっくりとテーブルの上に戻した。
「長くなるけど、聞いてくれる?」
あたしの顔を真っ直ぐに見つめる奈美。
あたしは無言でこくりと頷いた。
「先輩と別れろって…」
奈美のさっきの、「相手の作戦にまんまと引っ掛かった」という言葉。
おそらく今回の事は、奈美と先輩の関係を確かめるべく、彼女と沢井先輩によって、計画されたのだろう。
奈美はその後、急いで先輩に電話をかけた。
でも電話は繋がる事なく、その後、先輩からの連絡は途絶えたという。
その次の日、何となく気分が沈んだままの奈美は、学校を休んだ。
そう、それが先週の月曜日。
でも、もう奈美が学校に来なくなって1週間。
そんな事で…、なんて言い方は失礼だが。
これ以上休むのが良くない事は、奈美も十分分かっているはずだ。
あたしは未だ冴えない表情の奈美を見つめながら言った。
「とにかく学校には来いや。休み過ぎたらやばいやん」
そんなあたしの言葉に、奈美は軽く唇を噛みながら、視線をテーブルに落とした。
「もうさ、学校辞めようかと思ってるねん」
突然の告白。
あたしは大きく目を見開いて奈美を見つめた。
「はっ?何でそんな事考えるん?」
興奮するあたしの反応を分かっていたかのように、奈美はそれには全く動じず、アップルティーに手を伸ばす。
そしてそれを一口啜ると、ゆっくりとテーブルの上に戻した。
「長くなるけど、聞いてくれる?」
あたしの顔を真っ直ぐに見つめる奈美。
あたしは無言でこくりと頷いた。