†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
生意気な毒舌男

「早く乗れ」




「お願いします……」




あたしは渋々車に乗り込んだ。




あの後、あたしは黙ったまま彼についてきた。




連れてこられたのはどこかの駐車場で…しかも乗れと言われた車は……




まさかのベンツ。




ありえない。




なんなの?この人。




「なんだ、キョロキョロして。何か気になるのか?」




イケメン男は不思議そうにあたしを見る。




「あ、いえ…別に。高級車に乗ってるんだな〜と思って……」




あたしがそう言うと、イケメン男はプッと吹き出した。




はっ!?




な、なんなの…?




< 13 / 241 >

この作品をシェア

pagetop