†危険な男†〜甘く苦い恋心〜
「……っ、ん…痛っ…」
「痛ぇか?」
雨宮さんと繋がった瞬間、体に痛みが走った。
彼はじっくりあたしを愛してくれていたのに。
なんで痛いのかな…?
「樹里……辛いなら、やめるか?」
雨宮さんが余裕のない表情でそう言った。
あたしは息を荒くしたまま、彼を見上げる。
「イヤ……やめ、ないで…」
あたしはギュッと彼の背中に手を回した。
止めてほしくない。
あなたの感触が欲しいの…。