†危険な男†〜甘く苦い恋心〜

準備を終え、隊員全員が移動者に乗り込む。




車内では…みんなが静かだった。




女子大生が人質か…。




合コンか何かだったのかな。
そこに来た男が危ない奴だったみたいな…。




まぁとにかく早く助け出さなきゃ。






















――しばらくして事件現場に到着した。




全員、素早く移動用バスから降り、武器を運び出す。




既にもうSITがいたけれど…交渉に失敗したらしく、あたし達に出動命令が出た。




「これから作戦について説明するぞ。SAT1、宮崎、雨宮。お前達はロープを使って上から突入しろ。」




「「了解」」




あたしと廉は返事をした。




上から突入か。




やってやろうじゃない。




< 97 / 241 >

この作品をシェア

pagetop