最後の恋


それから30分ほどベッドの上で2人でゴロゴロした。


幸せな休日の朝だった。


目が覚めたら椎名がいて、おはようって言い合って。くっつきながらなんだかんだ話したりして。

それだけで十分幸せ…


そんなことを思いながら遅めの朝食を済ませた私達は、着替えて初詣に出かける用意をした。


「じゃ、行こっか」

「うん!」


玄関に鍵をかけると、すぐに繋がった手と手にふと笑みがこぼれる。


神社へ向かう最中も、ずっと笑顔が絶えなかった。


椎名といると、いつだって何をしてたって楽しくて。

関西弁で、芸人さんみたいに面白いことを言ってくれたり、私にツッコミをいれてくれて。


その度、あははって笑い声がこぼれていた。


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