最後の恋



「でっ、でも……だとしても…本当にもし本気だったんだとしても…私と別れてすぐに早川さんと付き合ったんだよね?本気で私のこと好きだったなら…そんな」

「はい?何言ってるんすか」


言いかけた言葉を遮るように桐谷君は言う。


「付き合ってないっすよ、あいつら」

「えっ?」

「付き合ってるって誰から聞いたんですか」

「いや…だから……早川さん本人から、ついさっき言われたの。椎名にOKもらいましたって」


私のそんな言葉を聞いた桐谷君が、すっと立ち上がる。


「それが本当だとしたら、あいつ…椎名は自分の中で、松永さんとのことを早く忘れようとしてるんだと思います」



私のことを……?

< 375 / 418 >

この作品をシェア

pagetop