最後の恋



大事なのは、未来じゃない。


今なんだ。好きだと思う気持ち。


この人のそばにいたい、そう思う今この瞬間の気持ちが全てなのだと。




「ふふっ、泣きそうって本当に泣いてるじゃん」


「泣いてへんし…」



子供みたいに恥ずかし気もなく涙を流す椎名。


強がりながら泣くその顔を見て、改めて思った。


この人が大好きだって。

好きで好きで、どうしようもないくらい好きだって。



だから…

この恋を、人生で最後の恋にしたい。


ううん、きっと最後の恋になると思う。




100%変わらないなんて、ないのかもしれない。


変わっていくものは、これからきっとたくさんある。


でもね。


ずっとずっと…

椎名のそばにいられるような、そんな気がするから。




だから…永遠っていうものを信じてみたいと思うんだ。



ねぇ、神様?


そう信じててもいいですか?


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