ハニートースト ~カフェで恋したあなた~

初めての夜




―初めての夜―




午後9時からのデート。



彼氏と彼女になってから初めてのデート。





新しい下着をつけなくていいって言われたけど、買ったばかりのピンクの水玉下着をつけちゃった。





期待してると思われる?




でも、もしもの時のために・・・・・・






「よっ!」





運転席から笑顔を向ける私の彼氏。




ふふふ。



今日もかっこいい。






「お疲れ様。仕事、大丈夫だった?」



「ああ。お前のおかげで仕事もはかどったよ」





甘い言葉をたくさんくれるけど、私は何も言えないまま・・・・・・






「何緊張してんの?もしかして、付き合ったからどうしていいのかわからない、とか思ってんの?」





図星・・・・・・




付き合うってよくわからないし、今まで通りでいいのか、何か彼女っぽいことしなきゃいけないのか、わからないの。





< 250 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop