青空ライン




「ごめんね、杏ちゃんいきなりすぎてびっくりさせちゃったよね。俺、将希の兄の敦(アツシ)です。短い間だと思うけどよろしくね。」




やっぱり将希くんのお兄さんだ。




「あ、私二ノ宮杏です。いきなり変なお願いしちゃってすみません。これからよろしくお願いします。」




「全然。今、彼女いないし。少しは希美ちゃんから聞いてるけど、状況把握しておきたいから話聞かせてもらってもいい?」



「はい、分かりました。」



「じゃあ、とりあえずその車に乗って。後ろに2人もいるから。」と言われた。




敦さんの後ろには黒の車が停まっていた。



2人っていったい誰だろ。




「はい!」って返事をしようとした途端あたしは体が動かなくなった。




「部室のスペアキーって萩原が持ってる?」



「持ってるけど何でって…あっ!」



後ろからいつも聞いてる大好きな声が聞こえた。



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