最悪女
***入学***
四月・・。
桜の木に薄ピンク色の花が咲いていた。
まだ少し肌寒く、でもなんとなく暖かいそんな季節に、私はこの学園に入学した。

「まりー。」

これを読んでくれている人には少し説明しておくね。

私の名前は【まり】
17歳の女の子!
実際じゃ、17歳っていったら普通高校2年生。
早生まれだと高校3年生なんだけど・・。
早生まれだったあたしはホントだったら高校3年生。
・・なんだけど・・。
実は、大学に入りたくてまた基礎を学びなおしたくなったの!
それで、また
JK1年から始めたってわけ♪

「まり、今日の夕ご飯は何たべたい??」
能天気な言葉で私に話しかけるのは、私のお母さん。
うちにはお父さんはいない。
だから、世間一般では母子家庭っていうのかな?
でも、お父さんがいないから大変ってわけじゃないよ♪
だって今が一番幸せだもん!
大変なのは前からだったから、大変ってのに慣れたんだよね・・。

なれって怖い・・。

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