いじわるだけど好きな人

放課後――

私は鞄に荷物を入れて帰ろうとする。
すると那奈が来て、
「一緒に帰ろっ?」と笑顔で言ってきた。

私はその一言が嬉しくて、うん、と頷いた。



帰り道、友達と遊びながら話しながら帰るのが、少しだけ憧れの夢だった。

だから私は今とても嬉しい。

< 120 / 240 >

この作品をシェア

pagetop