カラス君と黒猫さん








家に着いて、玄関に鍵を置くと、その疲労はやってきた。



溜め息をついて、ソファに寝転ぶ。




小さい黒猫さんの看病、疲れたなぁ・・・。

常日頃からのギャップにも驚いたし、何て言ったって、口上手だから。


手強かった・・・・。





と、そこで寝ようかなぁと思っていたところに。



「たっだいまー!!」



俺はその声に飛び起きた。



「須王っ!元気してたか?」


年齢に相応しくないほどのはしゃぎっぷりでその人物は走ってくる。






「・・・・・・・・・・父さん、」

「何だその眠そうな顔は。ってあれ?今日は平日・・。何で須王居るんだ?」

「休んだ。」

「そうかそうか!少しは男らしくなったじゃないか」

「休んだところが?!」






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