開国維新の洋魔戦記
男が指した先には、手当てしてくれた巫女がいた。


巫女は手代木と目が合うとペコリとお辞儀した。


手代木は肩をすくめて言った。


「女とは闘えない。」


男はふふっと笑った。


「奈津美は、俺の半分以下の強さしかない。

それでも、お前より全然強いとおもうがな」



男が合図すると、奈津美が自分の憑き神を出して、襲いかかってきた。


奈津美の憑き神は、イタチの姿をしていた。

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