開国維新の洋魔戦記

隠れ家

手代木は布団の上で気が付いた。


「ここは?」


傍らに女が立っていた。


「気が付いたのね?」



『どこかで聞いたことがある声だな』


女が微笑んだ。


「実際に会うのは初めてよね。

いつもは声しか聞いてないからね」


「お前があの声の主なのか?」



「正確には私の憑き神を通した声ですけど」



女は憑き神を出した。


何かが塊になっていた。
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