天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
とはいえ、啖呵を切った以上は何とかしなければならない。

(落ち着け、落ち着け遥)

チキンハートをムリクリ抑えて、皇帝は思考を働かせる。

確かヴリトラが、疑惑の恋人候補を三人挙げていた。

その中の一人に、知己がいたのだ。

「…………」

ポケットの中から、また精密機器を取り出す遥。

宇宙人専用通信機。

これを持っているのは、遥達ノルディック星人と現在の所はもう一人。

通信機を操作してコールすると。

『もしもし?このコード…遥かい?』

優男風の声が通信機から聞こえた。

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