天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
『あっれぇ?』

遥の言葉に、月人は軽薄そうな声でケタケタと笑った。

『耳早いねぇ遥ぁ、どこで聞いたのぉ?』

「本当なのか?お前本当に生徒会長に…!」

慌てる遥に。

『落ち着けよ遥ぁ』

人を食ったような態度で月人は言う。

『流石の俺も、遥の弟でさえ、あの生徒会長には敵わないよ。コロコロ笑って、失せなさい、と来たもんだ。それでもしつこく言い寄ってたら…』

月人の声が震えだす…。

『底冷えするような鈴の如き笑い声で…俺を見るんだ…でも瞳は笑ってないんだぜ…?…わかるか遥…この恐ろしさが…』

「ああ…わかる…わかるぞ月人…」

ジェノサイドされかけた者同士、傷を舐め合う…。

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