天神学園高等部の奇怪な面々Ⅹ
「で、でしたら…」

眼鏡が曇るほど顔から湯気を上げつつ。

「僕は乗馬経験がないものですから…明日から週一で乗馬クラブに通う事にします…白馬での迎えはそれまで待っていただけますか…?」

(超真面目に答えてるぅううぅうぅぅぅっ!)

内面でツッコむ皇帝。

「は、はいっ、はいっ!待つぞ!アルフレド王子が迎えに来てくれるのならいつまででも!」

コクコクと嬉しそうに頷く筱萠。

当初の目的はどこへやら。

こうしてまたも新たなるカップルが誕生し、捜査隊と生徒会側、何故か祝福ムード。

最終決戦はどこ行った。

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