ハーレム ブラッド
幸大は咲子、優衣、沙羅、マリアとともに駅前のショッピングモールに来ていた。

「で…何買いに来たんだ?」

幸大が言う。

「それはですね…」

咲子が言いかけた時…


「だーれだ?」

クーニャの声で視界が塞がれる。

「なめるなよ?

声はクーニャだが、指が細くて長い。

それに…クーニャのとはハンドクリームの匂いが違う。

つまり、犯人は姫野だ!!」


「正解よ。」

視界が開放された。


「よくわかったわね。」


振り返ると姫野とクーニャがいた。

「正解したご褒美に私からキスを…」

クーニャが言う。

「はいはい…」

ちゅっ。

クーニャの頬にキスをする。

「ふにゃっ!?

わ、私がするんだったのに〜!!」

クーニャが言う。

「何だか…幸大の余裕スキルが上がってるわね…」

姫野が言う。

「そうなの…

だから私、精神がこのままじゃ…幸大君中毒に…」

優衣が言う。

「まぁ…こちらが少し調子に乗ったことを言ったら逆手にとられますから…」

咲子が言う。


「で?

皆で何を買おうってんだ?」


「冬服です。」

咲子が言う。

「そうか…咲子やマリアや沙羅は無いのか…」

幸大が言う。
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