ハーレム ブラッド
「私はもっとワイルドなイメージだからな…」

マリアが言う。

「そうか?

マリアはこういう可愛いの似合うと思うぞ?」

「いや、そんなことは…」

マリアが言う。

「マリアは可愛いし…自分で思ってるよりも女の子らしい。

試しに着てみろって。」

「ん〜。」

悩む。

「マリアが着たのをどうしてもみたい。」


「そ、そんなに言うなら仕方ないから着てやる…」


マリアがパジャマを受け取りカーテンを閉めた。

「幸大…どうかしら?」

真っ赤なコートを着こなす姫野。

「似合ってる…な。

妙に似合ってる。

なんか、着こなしてます…って感じだ。」

「なら、これを買おうかしら。」

姫野が言う。

「幸大君…これはどうかにゃ?」

白い上着のクーニャ。

「ふわふわしたのが一杯ついてるな…」

「可愛いでしょ?」

「まぁ…クーニャそのものが可愛いからなぁ…


まぁ…パッと見は暖かそうだ。」

「なら、これにしようかにゃ?」

「幸大君…これはどうかな?」

優衣が照れながら羽織っていた白の上着を見せる。

「薄めのダウンですか…

優衣は白とかが似合いますから良いと思いますよ?

可愛いです。」

「じゃあ…これにしようかな…」

優衣が言う。
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