ハーレム ブラッド
「重要な部分を聞いてたんだし、説明の手間が省けて良かったわね。」

姫野が言う。

「幸大さん…道の隅っこでしゃがみこんで大丈夫ですか?」

咲子が言う。

「いや…冷静に考えて、俺はなんか取り返しがつかないくらい恥ずかしいことを…」

幸大が頭を抱える。

「は、恥ずかしくなかったよ!

か、カッコよくて…ドキドキしたし…」

優衣がフォローにはいる。

「まぁ…あのキスは見てる方が恥ずかしかったよね〜。」

クーニャが言う。


「お前らさっきのことは全て忘れろ!!」

幸大が顔を赤くして言う。


「あら…それはできないわね。」

姫野が言う。

「あんな風に言われたら…忘れられないよね〜。」

クーニャが言う。

「むしろ…忘れたくないかな。」

優衣が言う。

「私も…忘れません。」

沙羅が言う。

「安心しろ、誰にも言わない。

間違って誰かに言ったらすまん!」

マリアが言う。

「まぁ…私たちが誰にも言わないように…私たちをしっかりと掴んで離さないようにすれば良いんじゃないでしょうか?」


咲子が言う。

「はぁ…。」

幸大がため息を吐く。
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