ハーレム ブラッド
エンゲージ
翌日

午前


「で…女性へのプレゼントは何が良いか…って俺に聞くなよ!!」

行正が言う。

「悪いな…

だけど女子の友達なんかいないし、もしいてもあいつらにそんなところを万が一見られたら殺されそうだしな。」

幸大が言う。

「ったく…

まぁ、お前が俺を頼りにしてるってんなら仕方ねぇな。」

行正が言う。

「いや…お前なら確実にクリスマスにデートの予定が入ってないと確信してたから頼んだ。」

幸大が言う。

「何だと!?

って当たってるから否定のできない自分が悔しい。」

行正が言う。

「行正は良い奴だからいつかできるさ。」

幸大が言う。

「お前は良い奴だなぁ…」

行正が言う。

「さて…午後からデートだからなるべく早く決めたいんだが。」

「なんて友達甲斐の無い奴だ!」

行正が言う。

「しかし…クリスマスムード一色だな。

そこで立ってる女性、パッと見は暗そうだけど可愛い顔だな。」

幸大が言う。

「おぉ…幸大は女性を見る目があるな。

確かに可愛い…ってあれ同じ学年にいなかったっけ?」

行正が言う。

「知らん。」

「そうか…

確か…佐藤だかの彼女のはず…

って言っても佐藤は女性を大量に囲ってるからな…

あんな可愛い娘も佐藤の毒牙に…


って幸大は佐藤のこともどうせ知らないんだろ?」

行正が言う。
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