十字架に鎖を



「はっ、琉?どうしたの?」


驚いたように俺を見上げる珠妃に、少なからず血が騒ぐ。


ポケットの中の瓶を珠妃の手に渡そうかとも考えたが、できなかった。


「どうもしてないよ。」


笑顔でそう答えると、そっかと言って笑う珠妃。



< 54 / 125 >

この作品をシェア

pagetop