コノサキ×××
自立
百合也!
母は言った。
『あんたいい加減にしなさいね』
『さっきから聞いてりゃいつも優しくしてくださってるおじさんの話を無視して』
『そーゆー時だけ仕切ってんじゃないわよホント…』
『憎たらし』
母はこちらを睨んだ顔で真っ赤なルージュに煙草をフカす
百合也は言った。
『だってだってだってさっきこの先日本国憲法通じないって看板があったんだよ!?怪しいじゃない!!』
百合也は必死で説明した。
今までどんちゃん騒ぎして楽しんでた車内を百合也の一言で変な空気になった事に
父は言った
『ホント』
『そーゆーのを親の顔を潰すって言うんだ』