わたしとあなたのありのまま ‥2‥
「わかったようなこと言ってんじゃねぇ」
田所が低く唸る。
その背中は微動だにしないが、今にも襲いかからんばかりに殺気立っている。
「ほのかちゃんは、同意してんのか?」
照哉くんは、田所の威圧的な物言いにも、なんら怯むことなく、不自然なほど落ち着いた調子で問う。
「は? 同意してんに決まってんだろ?
照、てめぇさっきから何訳わかんねぇことばっか言ってんだよ?
お前はほのかの親父か」
言って田所は、嘲るように声を上げて笑った。
嫌だ、こんな田所。
見ていられない、見たくない。