‡3姉妹の恋‡【幸せになりたい私たち】
「あの、少し、お時間いただけませんか?」
ツカツカツカと
高いヒール音を鳴らしながら
私の傍に寄ってきて
睨むような瞳で言った
「私、これから外出なきゃならないの
帰ってきてからでは、いけない?」
ホントに、急いでた
急いで、お昼を食べて問屋街へ向かわなくちゃいけないのだ
「今が…いいですっ!」
はぁ…
仕方ないな…
「私、ホントに急いでるから手短にお願いよ
ココじゃ、人が来るから
あっちでお願い」
そう言いながら、エレベーターの向こうの
階段へと、促した