《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
黒いレンズが取り払われて
あらわになった素顔は、
思ったとおり――。



(この間の男の人――!!)



新規の配達で行ったあの
スタジオで、あたしの失敗を
フォローしてくれた……

名前はそう――ヒロムさん。



一度見たら忘れるはずも
ない整った顔が、間違いなく
そこにある。



「ど、どうして――…!?」



あの時のお弁当に、やっぱり
何か問題があったんだろうか。


食べられなかったから返金
しろとか、そんな話?



思いがけない事態にオロオロ
してると、ヒロムさんが
おかしそうな声で言う。


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