《完》シークレット・ティアラ 〜不器用なシンデレラ〜
でも、このためにあたしは
今日まで努力してきたんだ。



覚悟も決まってる今、それを
拒む気持ちは、微塵もない。



「――頑張ります。

よろしく、お願いします」



しっかりと洸さんを見て、
あたしはそう告げた。



洸さんは満足げに頷いて、



「あぁ。

そして、そのデビュー
ステージを、今回のクライ
アントに見てもらう。

お前を推薦することを
先方に話して、ステージの
出来によって、判断して
もらうんだ」



「デビューステージが、
そのまま面接ってこと
ですか……?」


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