もらう愛=捧げる愛
───ガチャ


ベッドに繋がれた鎖と手錠と、あたし。


「ククッ…。怯えちゃってさー、その顔がいいんだよなぁ?安心しろよ、休みが明けたら解放してやるから、な?かわいいオレだけのハ・ツ・ネ」


「ヤメテッ!お願い、何でもするからはずしてくださいッ!」


「ククッ…。そうやって足掻けよ。もっと足掻けよ、叫べよ。オレはこーゆープレイの方が好きだね」


「多田さんっ!!」


「さーて、もう1回このまま味あわせてもらおうか?」


「イヤァァァァァー!!」


言葉じゃ言い尽くせない程の絶望と恐怖と、突き動かされるカラダ。


あたしは。


あのココロすら忘れかけてしまう。


ハルくんを想うこのココロすら。


砕けてしまいそうで。


それでもあたしは必死にしがみついた。


「ホラ、感じろよッ!!」


───ハルくん


「気持ちいいんだろ?声出せよッ」


───ハルくん


「イクぞ…!」


───ハルくん…!
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