愛する人。
「……海斗……俺…」
「しばらく俺は忙しいから秘書は川崎にさせる。
お前は今日は休め」
海斗は柔らかく笑って、そのまま玄関に向かった。
俺は動けずにソファーに座ったまま。
あいつはいつもそうだ。
俺の事を一番分かってくれる。
それに、どれだけ救われてきたか……。
俺のクソみたいなプライドなんてあいつにとってみたら鼻くそみたいなもんなんだろう。
「……ありがとな…」
俺の呟いた言葉の返事なのか、
「まかせとけ」
海斗の言葉の後、ドアが閉まる音がした。
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