愛する人。
* レンside *


 俺は迷ってる

 彼女に全てを話すべきか――…


 ************




カチャッ

「蓮、会議の時間だ」



 ノックもしないで社長室にドカドカと入ってきた海斗。


 いつもの事なので、今更注意はしない。




「ああ、すぐ行く」






 朝それぞれの会社に向かう為彼女と別れてから、まだ4時間しか経って無いというのに。


 土曜、日曜と彼女から一時も離れなかった俺は、すでに『彼女欠乏症』だ。




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