愛する人。






「……やっぱり充電エラーだ…」



 唇をゆっくり味わうように堪能したあと、涙ぐむ私を見てそう呟くと、いきなり私を横抱きにしてソファーに座らせた。



 そうして戸惑う私にニヤリと笑って、


「優子、覚悟しろよ」





―――――――――……
――――――――――――……





「ん……」



 気付けば。


 いつの間にか、私はソファーで毛布にくるまっていた。





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