暴走族と4才児!~second~



「え・・・?」


「すまない。けれど、忍はまた君が現れてから、病状が悪化して不安定になってしまっている。こんな言い方はずるいかもしれないが・・・もし、君が本当に忍のことを想うのだったら、もう関わらないでやってほしいんだ」



呆然とする私にもう一度すまない、と言うと寺坂先生は病室を出て行ってしまった。



手が、体が、震える。





忍君が倒れたのは、私のせい・・・?





「・・・理央奈?」


「・・・っ、奏斗さん」


「うぉ、理央奈?!どうしたんだ・・・?」


病室に現れた奏斗さんにすがるように、私は奏斗さんに抱きついた。



「忍君が倒れたのは、私のせいだってっ・・・」


「・・・は?」


「もう関わらないで欲しいってっ・・・」



「・・・っ!!」


「そんなの、やだよ・・・!!」


泣き出した私を、奏斗さんはただ黙って抱きしめてくれた。







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