暴走族と4才児!~second~
戸惑いながら奏斗さんが去った方を見ていると、修太さんが私に優しく言った。


「ごめんね理央奈ちゃん、あれでもあいつ、理央奈ちゃんに会えて喜んでるんだ」


「え、あれで?」


思わず本音が出て慌てて口を押さえる。

そんな私に、皆が笑った。


「ま、分かりづらいっていうか、不器用っていうか…素直じゃないから、本心を言わないんだよ。そんな奴だけど、気を悪くしないでね」


皆の言葉に、私はコクりと頷く。


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