甘々 野球Days



「中嶋くんだよ」

「えっ」


パッと上を向くと、裕太くんが無表情であたしを見ていた。


「ゆ、裕太くんどうしたの?」


まさか今の話聞いてない…よね?


「ちょっと来い」


「え」


裕太くんはそう言うと、あたしの腕を掴んだ。


「葉子ちゃんごめんね」


「うん!大丈夫よ」


葉子ちゃんはニコっと笑って手を振ってくれた。



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