恋する*spring~春をうられたわたし~【完結】



「あんたは?どうする?」


と、翡翠に聞いたおじさん。



「コーヒー、ブラックで」


そう短く答えた翡翠。
なんか微妙に機嫌が悪くない?

どうしたんだろ。




「はい、どうぞ」



翡翠にもコーヒーがきた。



「……おいしい」



コーヒーを一口飲んで、翡翠は言った。

おじさんはそんな翡翠をニコニコしながら、見ていた。




それから少しおじさんと話をしてカフェを出た。

翡翠はカフェを出る前、おじさんと話をしてたけど、何を話したんだろ。



「こんなところにカフェがあるなんてな」



カフェを出てから翡翠が言った。



「また来ような」



「うん!
そういえば最初、機嫌悪くなかった?」



「ああ……いや、あのおじさんと仲良いなって思って」



仲が良いから機嫌が悪くなるの?
意味がわからない………



「ユリは気にするな」



その後は、食材を買いに行って家に帰った。


水族館にカフェ。
楽しい一日だった。



だけど、亜由美さんの言葉でわたしの心の消えかけていた闇の部分がまた大きくなりはじめていた…………









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