ロシアンルーレットⅢ【アクションコメディー】
「違うって、俺思い出したんだけどさ、モノと一緒に女が居た。何か聞いたことない言葉しゃべる、東南アジア系の女だ。多分二十歳いってないんじゃねぇかなぁ。俺の勘では――

処女だな」


「最後のはどうでもええわ」

俺に対する突っ込みには、決して手を抜かない、それが野獣谷口だ。



「そんな情報はあのファイルのどこにもなかった」

窪田はそう言い張ったが、その表情に微かに不安の色を覗かせる。

そうだよ、なんかおかしいだろ、これ。



「俺をスタンドで襲ったやつは、あのファイルの情報がこっちに漏れると非常に困ると言ってた。ほんとにちゃんとあれ、分析したのか?」


「あのファイルに入っていたのは……お前に見せた映像と、ウィルスの情報だけだ」


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