僕の大切な人




「恭司」

「どうした?」

「蓮君、あれから一度もお店に来てないよ」

「そうだな」

「こんなに来ないと、何かあったんじゃないかと
心配になるよ」

「確かにな」

「僕達じゃ頼りになんないのかな」

「そんな事ないだろ」

「そうかな」

「でもな、俺達の場合は俺の家族を含め
驚いてはいたが、誰も俺達の付き合いを
反対する人は、いなかった」

「そうだね、僕達の事反対だったのは
恭司の元カノとか恭司の事が好きな人達」

「・・・(苦笑)」

「蓮君の力になってあげられないのかな」

「蓮の話を聞いてやるだけでもいいんじゃないか」

「話をするだけでいいのかな?」

「いいんだよ、もしアドバイスなりなんなりを
してほしい時は蓮自身が言うだろ
言わなくても、雰囲気で分かる
そん時に、言ってやればいい
誰かに話す事によってどうすればいいか
分かったりするもんだろ」

「そうだよね、話す事ですっきりするし
考えもまとまったりするからね」

「そう言うこった、蓮が俺達に話を
聞いてほしいと思わない限り
俺達は、蓮に普通に接するだけだな」

「そうだよね」

「あぁ」


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