ここにある
「だ、大丈夫…?」

立場上、逆かなと思いながらも、いたたまれなくなり詩音に聞くと

「オレは平気」

詩音は少し疲れたように笑った。

「それよかさ、頭、大丈夫?」

「頭…?」

詩音に言われ、忘れていた後頭部がきりっと少し痛んだ。


「あー、多分、大丈夫…」

あたしが言い終わらないうちに、詩音があたしの髪の毛をわさわさとかき分け、後頭部をなで回した。
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