眠り姫はひだまりで


街灯の下を、ぞろぞろと歩く。


「ねぇねぇ、大和くんの家って、どのへんなの?」


「見てみたーい。今度いっていー?」


きゃいきゃいと、可愛い女の子に挟まれて、前を歩く大和。


……うん。スゴイなぁ…大和。

うん…………


「………色葉、大丈夫?」


こっちを振り返って、裕也くんと歩くミオが、わたしに声を掛ける。

「…だい、じょーぶだと思うよ………?」


たぶん…ね…?


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