眠り姫はひだまりで

戸惑うのはきっと



翌日の昼休み。


私はいつも通り弁当は早く食べ終えて、ミオに見送られ、足早に教室を出る。


いつもより、跳ねる足。

いつもより、跳ねる気分。

資料室の近くにくる頃には、もうスキップをはじめていた。


さらに鼻歌まで歌ってしまいそうになるけど、ぐっとこらえる。

狭い通路を、通常の二倍の早さで進む(当社比)。


そして空き教室の床に足をつけて、私はどきどきしながら口を開いた。


「純くーーん………」


もう来てる、かな?


と思って呼んでみたけど、返事がない。

今日は早く来ちゃったから、純くんはまだ来てないのかも。


< 366 / 587 >

この作品をシェア

pagetop