眠り姫はひだまりで


「うまく言えなくてもいいの!一生懸命伝えてくれれば、それでいいの!あんたの下手な言葉で傷つくほど、こっちは弱くないんだからね!」


…そうだ。

そうだよ、みんな、強いんだよ。

私が大好きなみんなは、私が思ってるよりずっと強い。

きっと、私の下手な言葉でも、みんな一生懸命聞いてくれる。

そうだよ、そうなんだ。


私ほんと、大バカかもしれない。


「…ごめん…ミオ…」

ぼろぼろと、涙が膝に落ちてくる。

「…っわかりゃいいの、わかりゃ!」

普段あまり泣くことのないミオも、同じように泣いている。

それがさらに私の涙腺を煽って、子供みたいに涙が溢れてきた。



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