あんなやつ大嫌い
「分かった。
とりあえず姉宮さんと斉藤くんは残って、皆は解散ね。」
駿の号令に全員教室を出ていき、不機嫌そうな小鳥と大将と駿だけが教室に残った。
「子供じゃないんだから、全部嫌はダメだろ?」
駿が呆れたように言うと、ふて腐れた小鳥と大将はふいっと顔を反らした。
「だって団長も委員長も、体育祭楽しめなさそうだし…」
「小鳥も大将も皆で団結するの好きだろ?」
「別に好きじゃねーし…」
駿は呆れたように苦笑いを浮かべた。
「俺は皆の気持ちも分かるな。
小鳥と大将と一緒に過ごす最後の体育祭だから…
だからこそ二人に団長と副団長をやって欲しいんだと思うよ?」
駿の言葉に、小鳥も大将も黙ってしまった。
「二人は愛されてるよ。
喧嘩してた頃なんか何人から相談されたのか分からないくらいだよ?
最後のわがまま、聞いてあげたら?」
小鳥と大将は静かに顔を見合わせた。
とりあえず姉宮さんと斉藤くんは残って、皆は解散ね。」
駿の号令に全員教室を出ていき、不機嫌そうな小鳥と大将と駿だけが教室に残った。
「子供じゃないんだから、全部嫌はダメだろ?」
駿が呆れたように言うと、ふて腐れた小鳥と大将はふいっと顔を反らした。
「だって団長も委員長も、体育祭楽しめなさそうだし…」
「小鳥も大将も皆で団結するの好きだろ?」
「別に好きじゃねーし…」
駿は呆れたように苦笑いを浮かべた。
「俺は皆の気持ちも分かるな。
小鳥と大将と一緒に過ごす最後の体育祭だから…
だからこそ二人に団長と副団長をやって欲しいんだと思うよ?」
駿の言葉に、小鳥も大将も黙ってしまった。
「二人は愛されてるよ。
喧嘩してた頃なんか何人から相談されたのか分からないくらいだよ?
最後のわがまま、聞いてあげたら?」
小鳥と大将は静かに顔を見合わせた。