Love Prince―18歳の初恋―【完】
私の大好きな先生は完璧な筈なのに、何を言い出すんでしょう。



「アヤドさん!」



「アヤトやわ!」



32歳の人が、ムキになり、ちょっと間違えた私と睨み合う。

プクーッとむくれれば、次第ににらめっこに変わっていき、先生に止められた。



「癒杏、諦めなさい」



「何でぇ?」



「本当に狼だからよ。所詮、男はいつまでもガキなのよ」



「「「『それはないだろ(やろ)』」」」



亜果利の発言に、先生たち男性陣が反論。

私が真相を探る為、ママを見てみた。

しかしママは、「人それぞれよ」と、パパに微笑えんだ。
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